朝鮮学校に通っていたわけだが

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「正しい朝鮮語」ってなんなんだろう

今日のブログを書いてふと思ったけど、

「正しい朝鮮語
ってなんなんだろう…
 
 
朝鮮学校では私が喋る朝鮮語は正しいと認識されるし
 
韓国では間違った朝鮮語と認識される
 
北朝鮮ではどうなのか知らないけど…
 
 
 
ひとつ言えるのは、私は自分が学んだ朝鮮語に今でもコンプレックスを持っているということ。
 
私は国籍が日本だから「日本人です!」って言っちゃえば何も聞かれずに終わるんだけど、仮に国籍が韓国や朝鮮だとしたら、
 
「韓国で生まれたの?」
 
『ううん、日本で生まれたし韓国には行ったことないよ』
 
「じゃあ韓国語喋れるの?」
 
って聞かれた時。
私なら多分、
 
『喋れない』
 
って答えちゃうと思う。きっと基本的に「朝鮮語=韓国で使われてる言語」って認識だよね。私には韓国人が喋るような朝鮮語は喋れないんだもん。 でも、朝鮮半島の血が流れてるし、朝鮮人の名前だし、朝鮮語を学んできたのは確かだし。まぁこんなことを朝鮮学校を知らない人に説明しても「?」ってなるだけだろうし、もしかしたら毛嫌いされるかもしれないし。正直に言うと、その分私は日本国籍で日本名を持っていることに逃げている、頼っている部分があった。朝鮮学校の説明をするのが面倒くさかったり、怖いなーって思うときは、全てを隠してしまうし。堂々と在日と言えるわけでもなく、朝鮮人と言えるわけでもなく。だから私は朝鮮学校に通う人からしたら「ずるい人」に見えるんだろうなぁ。
 
実際に朝鮮学校の世界から飛び出てみると、朝鮮語を使ってコミュニケーションをする機会って、韓国人とすることしかなくてさ。朝鮮学校の人とは日本語で話すし、北朝鮮に住む人とは話したことないし。だから韓国人に通じる、韓国人に馴染める朝鮮語を話せるようになりたくてしかたなかった。それは今でもそう。朝鮮学校で学んだ朝鮮語に誇りを持つ人もいるけど、それはそれでいいよ?いいんだけど、朝鮮語を使う機会があるときに、全ての場所で“その”朝鮮語を貫き通すのは少し頑固っていうか。笑
 
そのときの環境に合わせて、その人に合わせて、朝鮮語を使いこなせるのがベストなのではないかと思う。そっちのがコミュニケーション捗るし、距離も近く感じるしね。だから、積極的に韓国で使われる朝鮮語も勉強していけばいいんだよ。人によっては葛藤があったり、すごく難しいことなのかもしれないから簡単に言えることじゃないんだけどさ。
 
ようするにだな、
 
→韓国で使われる朝鮮語
北朝鮮で使われる朝鮮語
朝鮮学校で使われる朝鮮語
 
全通りの朝鮮語をマスターしちゃえばいいってことだw
 
朝鮮学校で使われる朝鮮語マスターしてる自分ッョィ。そうポジティブに捉えられるようになったのも、都立国際高校のおかげですね。
 
いやでも、本当に不思議だなあ。使う文字も、基本的な発音も、全てベースは同じなのに。異国の言葉に聞こえてしまうなんて。。
 
日本人であって、朝鮮人でもある私…何ができるのかなんて良い子ちゃん発言はできませんが、常に頭の中では考えていたいし、思っていたいよね。タイミングがある時に、ガッ!と。ガッ!とね。やればいいさ。アハハ